1. HOME
  2. ピックアップ
  3. 生誕140周年 熊谷 守一展 わたしはわたし

PICK UP

ピックアップ

生誕140周年 熊谷 守一展 わたしはわたし

新型コロナウイルス感染拡大防止について
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来場の皆様にマスクの着用等ご協力をお願いする場合がございます。
※また入場制限などの運営方法や、関連イベントは新型コロナウイルス感染拡大状況により、随時変更の可能性がございます。最新の情報は本ホームページにてお知らせしてまいります。

“仙人”ではなく、“人間” 熊谷守一の真の像《リアル》に迫る

単純な形態と明瞭な色彩を特徴とする画風「モリカズ様式」で人々を魅了しつづける画人・熊谷守一(1880-1977)。明治・大正・昭和を貫く 97年の生涯と、70年を超える画業を全うし、その風貌と人柄から「画壇の仙人」「超俗の画家」と呼ばれています。
本展では熊谷がどのような人生を歩み、どのように絵と向き合ったのか、その真の姿を改めて見つめなおします。画業を辿る上で欠かせない代表作と、近年になって所在が明らかになった逸品を中心に、油彩画・日本画・書など約180点を通して、あるがままの「自分」を貫いた稀代の画人に迫ります。

熊谷守一とは

1880年岐阜県に生まれる。
裕福ながら複雑な家庭に育ち、のち家の没落にあう。
東京美術学校西洋画科選科を首席で卒業。同級生に青木繁がいた。
実母の死を契機に30代の6年間を郷里で暮らし、うち最後の2冬は山奥で伐採した木を川流しで搬送する日傭(ヒヨウ)の仕事を体験する。
1938年頃より、輪郭線と平面による独特な表現に移行し、近代日本洋画に超然たる画風を築く。欲の無い生き方とその風貌から「仙人」と呼ばれ、生き様、作品、書などが多くの文化人を魅了する。
87歳のとき文化勲章の内定を辞退。
俗世の価値観を超越した自由な精神で、ただ自由に自分の時間を楽しむことだけを願った生涯だった。1977年、97歳で亡くなる。
1985年5月、自宅跡地に熊谷守一美術館が開館。2015年9月、郷里の岐阜県中津川市付知町に熊谷守一つけち記念館が開館。

熊谷守一展 開催概要

会期
2021年2月11日(木)〜3月14日(日) 9:30〜18:00(入場は閉場の30分前まで)※会期中無休
会場
石川県立美術館(金沢市出羽町2-1) http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
主催
北陸中日新聞、石川テレビ放送、石川県立美術館
後援
石川県、金沢市、金沢市教育委員会、NHK金沢放送局、エフエム石川
特別協賛
東海東京証券

アクセス

石川県立美術館
〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1 TEL 076-231-7580

バ  ス
・JR金沢駅バスターミナル兼六園口(東口)から、路線バスで『出羽町』『広坂・21世紀美術館』下車、徒歩5〜7分
・JR金沢駅バスターミナル兼六園口(東口)6番乗り場から、「兼六園シャトル」で『県立美術館・成巽閣』下車、徒歩2分 ※現在運休中
※最新の交通機関の運行状況をご確認下さい。
タクシー
JR金沢駅から4km、平常時で10〜15分
自家用車
北陸自動車道「金沢西」または「金沢森本」インターから20~30分
●無料駐車場有(60台分/身障者専用スペース有)
※駐車場に限りがありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。※駐車場の予約は原則受け付けておりません。

詳しくはこちら

チケットインフォメーション

当 日前売り
大人1,000円800円
高校・大学生800円600円
小中学生500円300円

※前売り券は12月18日(金)から発売です。
※未就学児無料。
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保険福祉手帳の交付を受けている方は前売り料金。付き添い1人は無料。
チケット取扱場所
チケットぴあ(Pコード685-452)/セブンチケット/ローソンチケット(Lコード51761)/北陸中日新聞販売店/★金沢中日文化センター(めいてつエムザ2F)/★中日サービスセンター/★石川県立音楽堂チケットボックス/★香林坊大和プレイガイド/★アピタ松任ティオ/★うつのみや書店など(★は前売り券のみ販売)

相互割引のご案内

熊谷守一展 主な出品作品

牝猫[牝猫]
1959年、油彩・板、個人蔵
この作品は熊谷の家族から「柱猫」と呼ばれ、愛されてきました。長男、黄の言葉によると目が見えない猫のようです。特別に熊谷の愛情を受けた猫ということもあり、熊谷の前でぐっすり眠る姿を見せたのかもしれません。あごの下の皮が引っ張られた様子。脇腹の筋肉が緩みだらりと垂れ下がる様子。柱という素材を介して猫の体の柔らかさを表現した優れた作品と言えます。
ヤキバノカエリ[ヤキバノカエリ]
1956年、油彩・画布、岐阜県美術館蔵
火葬場から帰る熊谷親子の姿です。右端に守一、左には次女・榧、中央に長女・萬のお骨を持つ長男・黄が描かれています。守一は「家族の死」を主題とする作品を残しており、そこから「死を乗り越え生きるよろこびを絵にした画家」というイメージを持たれています。この作品も家族の死を主題とした作品ですが、制作にあたり、入念な準備や、時間をかけて構想図を決定したことから、作品として完成させようとする姿勢を見ることができます。
いんげんに熊蜂[いんげんに熊蜂]1961年、油彩・紙
春の日[春の日]1966年、油彩・板、あいおいニッセイ同和損保蔵
夏の月[夏の月]1961年、油彩・板、埼玉県立近代美術館蔵

※解説文は本展公式図録「生誕140周年 熊谷守一展 わたしはわたし」より一部抜粋

熊谷守一展 関連イベント

講演会「モリカズの世界 ーその画業と生き方」

講師
池田良平氏(本展監修者、天童市美術館 館長)
日時
2021年2月14日(日)13時30分~
会場
石川県立美術館 ホール
定員
約200名(自由席)

※事前申し込み不要。本展のチケットお持ちの方のみ入場可。就学前のお子様はご遠慮ください。

映画上映会「モリのいる場所」(2018年公開)ご鑑賞希望の皆様へ

山﨑努、樹木希林主演
熊谷守一とその妻秀子の生活を描いた沖田修一監督作品

日時
2021年2月23日(火・祝)
①11時~ ②14時~(約100分)
会場
石川県立美術館 ホール
定員
各回約200名(自由席)
料金
500円/人 展覧会チケットとは別途

※事前申し込み不要。当日、受付にて本展のチケットをご提示の上、映画観賞券をご購入下さい。また、就学前のお子様はご遠慮ください。

熊谷守一
(C)2017「モリのいる場所」製作委員会
石川県出身、有名パティシエ・辻口博啓氏プロデュース、展覧会コラボスイーツ販売決定!
ルミュゼドゥアッシュ辻口氏
ルミュゼドゥアッシュコラボ
熊谷守一の作品からインスピレーションを受けた新しいスイーツを、石川県立美術館内にあるカフェ ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWAにて販売します!

モリカズ・デ・セール


価格:1,200円(税抜)
特定原材料:小麦、卵、乳(オレンジ、リンゴ)

今回の企画展示を象徴する熊谷氏の代表作「猫」の色調を、皿盛りデザート(アシェット・デセール)で表現しました。
デコポンのソースをしのばせた、フォンダンショコラになめらかなフロマージュブランのムースを重ねました。
フランボワーズの果肉を混ぜ込んだバニラアイス、温めたキャラメルソースと共にお召し上がりいただきます。
フォンダンから流れだすデコポンソースとアイス、キャラメルソースを一緒にほおばることで重層的な味わいになるように仕上げました。画風にもある、ほのぼのとしながらも、力強いタッチを味でも表現しました。

モリカズ・デ・セール
※カフェでの800円以上ご利用の当日中のレシートを提示で、本展に当日券料金の200円引きでご入場頂けます。
また、本展の半券提示でカフェのドリンク料金が200円引きとなります。

熊谷守一展 グッズ

熊谷守一展グッズ1
熊谷守一展グッズ2
熊谷守一展グッズ3

※広島会場の様子です。
ポストカード、クリアファイル、てぬぐいなど様々なグッズたちが会場でみなさまをお待ちしております!!

お問い合わせ

北陸中日新聞 事業部 TEL:076-233-4642(平日 10:00~17:00)