PICK UP
ピックアップ
漫画家生活30周年 こうの史代展
漫画原画500枚以上!
カラーイラスト、挿絵原画、
絵本原画、資料等も多数展示!
『夕凪の街 桜の国』(手塚󠄀治虫文化賞新生賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)『この世界の片隅に』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)で知られる、こうの史代の全貌に迫る初の大規模原画展ついに開催!
《夕凪の街 桜の国》カバー、2004年 ©こうの史代/コアミックス
こうの史代は、今年で漫画家生活30周年を迎えます。
こうの史代の漫画は、デビューの最初から、キャラクターも、背景も、等しく愛らしいタッチで描かれています。それは4コマ漫画でも、ほのぼのショートストーリーでも、神話ものでも、戦争ものでも変わりません。
戦争ものだから急にシリアスに、というふうに描くことがないのです。これまでの作風の流れを切断しないことで、すべてがつながっている、読者はそう感じます。
見た目は愛らしいけれども、力強さ、柔軟さ、しぶとさがその線には宿っています。
こうの漫画は、愛らしいタッチのまま、実に多彩です。どれをとっても、似た作品がありません。
ひとつの作品を描くごとに、新しい、まだ見たことのない漫画表現の可能性へ向けて、一歩ずつ歩き続けているからです。
こうの史代のいる場所から見ると、見慣れたはずの「漫画」という表現が、新鮮な姿に見えてきます。ほら、まだこんなに描くことがあるよ、というように。
そう、決してこうの史代は、一つや二つの作品で、象徴できる漫画家ではないのです。
一人の漫画家として、こうの史代が歩いてきたすべての道のりを、この展覧会ではたどります。
本展は、一人で見に来たとしても、きっとさびしくないでしょう。それは、彼女のあたたかい、友達のような目線が、原画を見るあなたと見つめ合うからです。
展覧会の詳細情報はこのページで近日公開!